<トヨタ、パワハラ自殺で和解 再発防止へ人事制度見直し―社長が遺族に謝罪>  匿名相談窓口がなかった?

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060700312&g=soc

ハラスメント対策の面で、とても気になったニュースです。

パワハラで社員が自殺されたということですが、この記事では

「社員が匿名で相談できる窓口を設け、社員の家族らからも相談を受けられるほか、入社3年目までの若手社員には毎月アンケート調査を実施する。就業規則も改め、パワハラの禁止や懲罰規定を盛り込んだ。」

と書かれています。

これが事実なら、少なくともこのパワハラトラブルが起こる2017年頃までは、こういった措置が行われていたかったということなのかなと。

社内相談窓口はあったとしても、匿名では相談できないという理由で利用されないことがあります。

トヨタほどの大きな組織でもそうであったとすれば、中小企業の場合はなおさらのこと。

匿名で相談したいというケースが多いのに、実際にはそれがやりにくい環境のままなのですね。

せっかく窓口を設置しても、命を救えなければ意味がないです。

外部窓口なら匿名で相談しやすいのに、そういった方法は取らなかった? それがこの世の中ではまだ一般的なのかもしれません。

想像してほしいです。中小企業で匿名相談できるものかどうか。

そういったことはどうでもいい。一応窓口があるんだから、それでいい。

そういう発想の会社では、パワハラが起きやすいんではないかなと想像しますが、皆さんはどう思われるでしょう。

2022.2.3

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