パワハラの悩みを抱えている人へ/その④上司からミスを責められてもあなたは悪くない

パワハラの悩みを抱えている人へ/その③ハラスメントかどうかは気にしないで

 

今、誰かから悪者にされていて、あなた自身も自分に悪いところがあったかも、って思っていませんか?

その悪いところって、仕事上のミスですか?コミュニケーションのミスですか?
それはあなたのせいでしょうか。

自分にとって苦手な仕事だとか、最近体調がすぐれないとか、心理的ストレスで仕事に集中できないとか、いろいろな理由でミスは発生しますが、どうしたって人は完璧にはなれません。

人に完璧を求めるのはパワハラ気質の一つであり改善ポイントです。

人間は生きものだから、体調や感情に影響されて、思った通りに動けないときがあります。

また、一人一人に長所と短所があって、がんばっても他人と同じようにはできない部分があります。

コミュニケーションだって、言葉は間違えるし、考えはどんどん変わります。

これはお互い様の自然現象なのに、他人が思い通りにならないからといって、人を威圧したり、不愉快な思いをさせたりする人がいます。

こういう人は対話の基本が身についていないのです。

例えば、パソコンやスマートフォンの調子が悪いからと言ってガンガン叩いている人がいたら、その人は深刻な勘違いをしているのです。

昔のテレビはバンバン叩いたら一時的に故障が治るときがありました。

人間に対しても、いやがる人を脅して仕事をやらせたら、昔なら多少の効果はありました。一瞬だけ、改善されたように見えるときがありますが、仕事の中身がいまより大雑把な時代の話です。

現代は違います。皆が精密機械のような思考で複雑な計算処理をしているのに、あなたをバンバン叩いたところで調子が戻るわけではありませんし、むしろ壊れてしまいます。

その程度のことさえわからず、あなたに心理的ストレスを与えようとする人。

その人は自分の欠点に気がつかないで他人を評価してしまう悲しい人ですから、そんな人の言うことを気にする必要はありません。

正しい対話法を身に着けている人なら、あなたの本音を優しく聞き出し、あなたの不調の原因を冷静に探ろうとします。

そして、スマートフォンを修理するように、慎重にそっとあなたと向き合い、合理的にあなたの気持ちを理解し、ストレスを軽減しようとするはずです。

つまり、あなたが悪いわけではありません。
本来はそうあるべきだということを忘れないでください。

 

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